TNRのメリットとデメリット

TNRのデメリット

手術なので、やはり生命に危険が及ぶリスクを排除できない

(麻酔アレルギー、手術に使用する糸など道具に対するアレルギー、手術をきっかけに引き起こされる病気、など)

鎮静をかけないと、採血ができないので、麻酔前に血液検査ができず、通常の検査で排除できる最低限の麻酔に対するリスクが回避できない

また、栄養不足により、血が止まりにくくなるなど、外猫(野良猫)特有のリスクがある

手術後あまりたってないうちに外に離すことになるので、手術後のケアがきちんとできない。また、捕まえられたことにより、元いた場所から離れてしまう個体もいるため、安全が確認できないことがある

手術後は、麻酔の影響で体温が下がる傾向があるのに、すぐに雨にあってしまう子もいる(麻酔の影響はかなり個体差がある)

一カ所に猫を集めるので、感染症に対するリスクが増え

TNRのメリット

発情がこなくなるので、特有の鳴き声による苦情がなくなり、見守りやすくなる。また、猫が増えないことにより、外猫(野良猫)のお世話をすることに近隣の理解が得やすくなる

近隣の理解が得やすくなると、外猫(野良猫)に安心してフードを与えることができ、結果としてゴミ箱をあさるなどの被害が減り、苦情がまた減る。

生殖に使用するエネルギーが必要なくなるので、食べ物で得たエネルギーをいままでより多く生命に維持に回せる(不妊去勢手術後は太り安くなるのはこのため)

子宮蓄膿症になる心配がなくなる、乳腺腫瘍や精巣ガンになるリスクが減る。特に乳腺腫瘍や乳ガンは、初めての発情が来る前に手術を行うと、リスクがほとんどなくなるといわれている。

猫は手術をすると性格が穏やかになる子が多いので、けんかが減り、結果として感染症のリスクが減る。

手術をすると、おしっこの匂いがましになる猫が多い。

死んでゆく子猫の姿を見ないですむようになる

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